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TransToach

Toachによる小説イラストブログ。 TS物を中心に書いていこうと思っています。 ばらばらに書いているので、 まとめ読みする時は小説一覧からどうぞ

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探索

「…で、これはどういうことなんだ」

『…分からない』

昨晩は、時に激しく、時に優しく交わりあい、限界に達してそのまま眠りこんでしまった。

『…昨日は、激しかったから…覚えてない』

ホルモン野郎…スーラは、起きたら俺の身体の中に戻っていた。少しばかり寂しかった。まあ、久しぶりに外に出て、疲れたんだろう、くらいに考えてふらふらと風呂に入ったところで、自分の身体の違和感に気づいた。シャワーヘッドを握る細く長い指。白くなめらかな、陶器のような腕。下を向けば、見事に張りだした巨乳。柔らかく揺れている。鏡を覗きこめば、燃えたつような赤い髪と瞳の、ちょっときつそうな顔。寝起きで不機嫌な表情がますます迫力を感じさせるが、それでいてなお美しい。忘れもしない、昨日何度も口づけた、柔らかそうな唇。そう、戦闘でもないのに、俺は女体化していた。呑気に寝ているスーラを脳内で叩き起こす。

「つまり、寝ぼけて変身させちまったってことか?」

『おそらくは…』

あいたたた、とつぶやく。腰が痛いらしい。スライムの腰はどこにあるんだろうか。

疲れてるみたいだしそっとしておくか、ということで俺は先にシャワーを浴びることにした。妙にスーラに優しい自分に気づいたが、昨日抱いたせいだ、とは考えたくない。

「それにしてもこの身体、本当にスタイルいいな」

シャワーを浴びながら、誰にともなくつぶやく。シャワーの水が俺の胸の上を流れていく様子が、妙に艷めかしい。水流は柔らかな乳房の頂きに達すると、細かいしぶきになって浴槽に落ちていく。いくらかの水は谷間を通り、どこまでも滑らかなお腹を流れて、今では何もなくなった股間に向けて落ちていく。それをぼうっと眺めているうち、俺はどきどきと、変な気持ちになるのを感じていた。

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